配偶者が浮気をした場合の親権は、たとえ妻の浮気が発覚して離婚に至った場合であっても、母親の方に親権があると判断されることもある一方で、父親側が親権を得ることもあります。
親権と子供の年齢の関係
仮に妻が浮気をした場合であっても、親権は子供の年齢と大きく関係します。子供の年齢が15歳未満の場合、年齢が少なければ少ないほど母親が親権を得る確率は高まります。おそらく、「小さな子供には母親の世話が必要である」という考え方に基づいているのでしょう。
ところが子供が15歳以上になりますと、子供の意思が尊重されるようになります。そのため配偶者の浮気があった場合でも、子供が「父親についていきたい」と意思を示せば、父親側が親権を得ることになります。もちろんその反対もあります。
母親側が親権を得られないケース
前述したように、たとえ妻の浮気が原因で離婚となった場合でも、子供が幼ければ幼いほど、母親側が親権を得やすい傾向がありますが、育児をしないネグレクトであったり、日常的に虐待があることが認められたり、そもそも「親権はいらない」ということであれば、子供が乳幼児であっても父親が親権を得られる可能性があります。
父親が親権を勝ち取る方法
父親が親権を勝ち取る方法には、まずは養育実績を作ることがあります。養育実績は一朝一夕には作ることができません。特に仕事をしながら小さな子供の面倒を見るのは非常に困難です。
ただし、自分ひとりでやろうとせずに、親や兄弟や親戚などからサポートをしてもらえる環境にすることで、養育実績が作りやすくなります。