ハイビジョンビデオカメラ、高解像度プランクトン静止画記録装置、ディープ・トウ・採水システム、プランクトンネット、中層トロールによる深海生態系調査

KY06-03観測日誌14


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2006年3月
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2006年3月27日 (月)

正午位置:34-44N,139-52E 天候:晴,風向:NE,風力:7,風浪:4,うねり:2 

・MidnightにDeep-TowからIONESSに換装し、大島東沖海域にて正午までに2回曳網。

その後、濾水計のキャリブレーションをIONESSのフレームのみで行い、今航海の全観測が終了となった。No.1ウインチのグリスなどで汚れてしまった暴露甲板を大掃除し、またマルチスプラッシュフレームからCTDや濁度計などの観測機器を取り外し整備、サンプルの仕分けなど、航海の片付けを開始した。

・21時現在、山下埠頭向け航走中。明日9時10分に山下埠頭1号岸壁に着岸予定である。


Fig.1:今航最後のIONESS成果例
コウモリダコです
*1)

Fig.2:暗闇に浮かぶIONESS。
合計32回の曳網でした。

Fig.3:IONESSの夜は長い・・・。
*2)

Fig.4:サンプルを抽出する二人のDr.


Fig.5:これがXCTD投入の瞬間っ
*3)

Fig.6:IONESSネットの大掃除


Fig.7:暴露甲板も大掃除
*4)


Fig.8:そして最後の陽が沈む・・・。
*5)

そして古島博士と松浦博士の片付けは続く・・・。
*6)

掲載者注釈:(三)
1)コウモリダコ:もっとも人気のある深海生物の一つ。中深層の酸素の少ない環境で生きているのですが、謎が本当に多いのが特徴。なかなか出会えないんです。かたちが不気味で、吸血イカとも言われましたが、意外と小さくかわいいヤツです。
2)夜は長い:下船日が近づくと、にわかに夜遅くまでの仕事になります。船を降りたらすぐに次の仕事があるために、みんなラッシュします。
3)XCTDの瞬間:XCTDは以前も説明しましたが、そのセンサー部位が見える写真のようです。流体力学で計算されたフォルムは、海中を真っ直ぐ降りていき、一定の速度が保たれます。まるで魚雷のようです。
4)大掃除:JAMSTECの船舶は、様々な研究者が利用します。したがって、使い終わった後は、きれいに掃除するのがマナーです。
5)最後の陽:夕日は心が安らぎます。実は研究者はなかなかこの日没が見れません。ちょうどサンプルの処理で忙しい時間なのです。運がいいと、グリーンフラッシュ(緑閃光)を見ることが出来ます。見ると幸せになれるそうです。
6)松浦博士:東京大学海洋研究所で研究生をしています。専門は中深層におけるカイアシ類の生物学と生態学です。若手です。


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